film0008: メガゾーン23 (1985)
メガゾーン23
映画レビューサイト総合偏差値:3.22
国内映画レビューサイト偏差値:3.16
国際映画レビューサイト偏差値:3.33
だい評点:★★★
日本
1985年3月9日OVA発売
1985年3月23日劇場公開
監督:石黒昇
出演:久保田雅人、川村万梨阿 etc
製作:あいどる、ビクター音楽産業
発売元:ビクター音楽産業
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
バイク好きの青年・省吾は、交通違反で白バイに追跡されていたが、巧みな蛇行運転で渋滞を抜け、捲くことに成功した。歩道をショートカットした際にぶつかりそうになった由唯を原宿ピアザビルまで送った後は、アルタ前で遊び仲間と合流したが、その時に通りのTV画面にアイドル歌手・時祭イヴの映像が流れ…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
’80sロボットアニメ好きとして、
ずっっっっっと観たかったやつ!
メガゾーン23、アリオン、クラッシャージョウの3大観たい幻。
WOWOWでメガゾーン23放映!
っていう情報を偶然見つけて、
もうね、即契約だよね。そうだね、プロテインだね。
っていうか本格SFだった。
実は20世紀末の地球に生きているというのは偽りの意識で、
本当はその500年後の宇宙船の中で、
マザーコンピュータの制御の元にそう思い込まされているのだった…。
超 本 格 S F
正直、ロボットに変形する必要性を微塵も感じないけど、
きっとロボットじゃないとダメ層が一定数いるからなんだろう、そうなんだろう。
今だったら、
不要だろ!リアリティ無くなるだろ!
って叩かれそう。
まぁ、俺がここで叩いてるわけですし…
唐突な男女のまぐわいシーンとか必要なのかという疑問もありつつ、
省吾がいまいち緊迫感ないせいで、
中盤までふわふわした感じだったストーリーが、
智美が殺されてから一気に緊迫して急に面白くなるやつ。
マザーと人間とのせめぎ合い、
っていう意味では、
ボトムズとかデッドゾーン(サンソフト)を思い出すけど、
この時代そういう設定のSF多いのは何の影響なのかね?
とりあえずイヴの歌が劇中にたくさん流れるのは、
たぶんマクロスの影響。
中盤までの軽薄な感じがめっちゃ’80sぽくて、
逆にその頃の若者のカルチャーってのを知れるって意味では嫌いじゃない。
店名とか人名とか、実在のものがけっこう出てくるし、
省吾たちが観に行った映画がストリート・オブ・ファイヤーだったりで、
そういうとこのリアルさが良い。
欲を言うならキャラデザがもうちょっとリアル路線ならなぁ、くらい。
子供っぽく見えすぎてお伽噺感が拭えないんだなぁ。