ぱんつぁーかいる。
物理的な苦痛に心が折れそうになっても、意志さえあれば前を向いてられる。
人間の意志の力は偉大だ。
地獄の8連勤を終え、なんとか休みが取れたので金曜日言ってきましたホスピタール。怪我してーる。
みんななんやかんや言うけど、事務所勤務の人と違ってシフト制なわけだし、
さらに俺しかできない仕事たくさん抱えてるから抜けるわけいかないし。
というわけでなんとか9日ぶりの休みを心待ちにしていざ。
患部を診た先生、開口一番、
「こりゃ痛いでしょー」
ええ痛いですとも!見ただけでわかりますか!
で、爪の下にガーゼを入れて患部に爪が当たらないようにして処置するのが良いとのこと。
「それって普通に痛いですよね?」
「うん。痛いよ」
何事もないかのように言うな!
「1日はかなり気持ち悪いと思うので、痛み止め出すから大丈夫だよー」
そんなにか!
んで、さっさと始めようとする先生。ちょっと待て!
「ちょっと落ち着いていいです?」
「あー、深呼吸したほうがいいかもねー」
突然のアレにとりあえず気持ちを前向ける時間が必要な俺。
ずっと隣で事の次第を見ていた婦長(らしき人)、
「院長、背もたれつきの椅子を壁に寄せて寄りかかれるようにしたほうがいいのでは?」
やっぱりそんなにやばいのか!
言葉通り、椅子を用意され移された俺。
オットマン状に丸椅子に左足を置き、さぁいよいよ処置開始。
何故か集まってくる5人くらいの看護婦。
取り囲まれたよオイ。
「さあ。じゃあやるよー」
相変わらず先生の声は呑気だ。殴りたくなってきた。
次の瞬間。
痛ぇぇぇぇぇ!!!!! !!!!!
ほら、よく拷問であるじゃん。爪と指の間に針とか刺すやつ。あれよあれ。
ピンセットでガーゼをつまんだ状態のまま、爪をひっぺがすようにして指と爪の間を奥へ奥へどんどん侵入してくんの。
少しずつ爪剥がされてんのよ?痛いにきまってんじゃん。
頭が真っ白になる痛み。
パイプ椅子の座部のパイプを全力で握って耐える俺。
額から首まで垂れるほどの脂汗だよオイ。
しかし!
大の男として、いくら痛いからといってここで叫び声を上げちゃぁ負けだ。
おそらく金剛仁王像のような表情で耐える耐える。
そりゃそうだ。よく考えりゃ麻酔無しで爪剥がされて耐えろというほうが無謀だ。
「はい終わったよー」
爪の半分くらいまで行ったところで患部に到達。
ガーゼを当てて終了。
だが!
戦いは!
そこで終わりではなかった!!
処置中のあまりの痛みに、処置直後はおそらく脳内モルヒネが出まくっていたのか、痛みをほとんど感じなかったが、病院を出るころになって来ました来ました。
のたうち回るほどの激痛。
そりゃそうだ。爪半分剥がれてんだから痛いに決まってる。
それに加えて、化膿しまくってる傷口に直でガーゼ当てられてんだし。
とりあえず家に帰るには運転はしなくてはならない。
運転中、激痛に耐える耐える。
何度気を失いそうになったことか。
車のちょっとした振動がかなりきつい。
吐き気もひどいし。
はっきり言って、こんなに痛いなら死んだほうがましだ。
と何度も思ったが、
死んではいけないからオペをしたんだ。
そう思って前向かんとやってられん。
全身に巡る痛みを耐え、なんとか帰宅したものの、帰宅したところで痛いのは変わりない。
痛み止めも処方されていたけどさー、でももし気軽に飲んで、痛み止め全部なくなってから更なる激痛が襲ってきたら今度こそ生きてられん。
と思ってめくるめく苦痛の世界を意志の力で耐えようではないか!!
幸い、次の日になると痛みは引きますた。
触ればそりゃぁまだまだ痛いけどさ。
以前に、麻酔が効いていない状態で超丈夫な歯を2時間かけて抜いたのと同じくらい痛かった。
車に足をひかれた時や、肉離れをした時でさえこんなに痛くなかったもんなぁ。
もう何も怖くないぞー。うん。
でもまだ靴ははけない。
ヒィィィィィ
聞いてるだけで痛い・・・(_ _)
目まわってきた。
局部麻酔してくれよ~ですね。
どんな拷問にも耐えられますよ♪
でも治療してよかったよかった。
!!!だいさん!!!
読んでるだけで胸が一杯になるほど痛いっす。
治療・・ですよね?強靭な人間の回復能力に期待大です。
>マサコつん
頑張れ!次はおまいの番かもしれんぞ!
>えりなっち
もう拷問は怖くない。
俺、麻酔効きにくい体質だから、麻酔もそれはそれで嫌ではあるんだけどね。
でもこの痛みはほんとやばいよ…
一度経験してみると良し!
>せきごち
キャッチャーやっててボールがショートバウンドして睾丸に当たった時と同じくらい痛い。
こわいことをおっしゃる。
明日いじめてやる!!
(><)