クマラジーヴァの舌。

September 05 2003 22:21

人間を人間と規定するものこそ理性と欲望なのであって、
その相反するベクトルの狭間に位置することこそが人間のあるべき姿なのだとすれば、
その均衡はどのレベルのバランスでとるべきなのか。
 
古来より仏門に於て葷酒が禁ずべきものとするのは、この理に反すべきことなのではないのか。
悟りという概念が、人間の人間たる部分の一方を捨て去ることによって生まれるのだとしたら、他方を捨て去ったときに生まれるのは何なのか。これも或る種の悟りなのではないのか。
どちらにしても一つわかるのは、俺は悟りにはまだ遠い。


Categories: 感情。

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