月別アーカイブ: 5月, 2020

film0210: THE KILLING (1956)

May 01 2020 11:39

THE KILLING
邦題「現金に体を張れ」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.80
国内映画レビューサイト偏差値:3.72
海外映画レビューサイト偏差値:3.96
だい評点:★★★
USA
1956年5月19日公開
監督:スタンリー・キューブリック
出演:スターリング・ヘイドン、マリー・ウィンザー etc
製作:ハリス・キューブリック・プロダクション
配給:ユナイテッド・アーティスツ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
9月最後の週の午後、マービンは競馬場に来ていた。彼は全ての馬に5ドルずつ賭けるという意味の無い買い方をしていたが、それには理由があった。レースの間、彼は場内のバーカウンターでジンジャーエールを頼むと、バーテンダーにそっとメモを手渡した…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
大事を成す時、大切なこと。
 
無能は計画に入れるなッッッッッ!!!!!
 
 
誰か一人の部外者にでも漏れた瞬間、
全てが破綻するようなデリケートな計画を!
 
窓口係、初日からベラベーラ。
 
 
こんな奴、仲間に入れるなッッッッッ!!!!!
 
 
レスラーとかスナイパーみたく、
ある程度の金で部分的な役割だけ持たせときゃええねや。。。
 
・めっちゃ気が弱い
・めっちゃベラ
 
計画を破綻させる典型的なタイプ!!!!
 
 
パパって呼んで!
ってそれだけのことを、
「帰りに電車の中でカップルが~」
 
女々しいッッッッッ!!!!!
 
言いたいことは!
ストレートにはっきり言え!!
 
わたしに秘密にするのね…
なんて言われただけで!
ベラベーラ!?
んなもん!
 
金入ってくるんじゃ文句あっかぁぁぁ!
結果が全てじゃ!
金が欲しけりゃ黙って見とけコラァァァァ!!
 
くらい言えやぁぁぁ!!
 
 
なよなよしてうじうじして女々しい男が大嫌いです。
 
 
でもな!
ジョニーもあれだぞ!
落としたくらいで開くような安物の鞄買うなや!!
金はいくらでもあるだろ!
せめて紐買ってグルグルに巻いとけ!
 
最後の最後でパニクりすぎ!
ってか、機内持ち込みできるサイズがどうかくらいわかるでしょーや…
 
 
でもね、
おバカたちによって少しずつイレギュラーは生じながらも、
粛々と計画通り犯行を遂行していく様はめっちゃ面白。
 
時間軸を何度も行きつ戻りつしながらも、
レースの入場やスタートの瞬間、というランドマークを軸にしてるから、
全然混乱せずに観れる作りはすごいなと思った。
 
 
あと、あれだね。
わりと評判の良いTHE ENDの入り方だけど、
う~ん、余韻もなくちょっと唐突かな?
って思ったんだけどさ、
よく考えたら、あれって映画のENDというよりも、
この計画のTHE ENDなんだな。
それならめっちゃ納得。
 
計画の終わりはいつも突然。
 
ダイヤルMでもそうだったけど、
偶然は計画を捕食するからな。



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film0209: FORBIDDEN PLANET (1956)

May 01 2020 10:58

FORBIDDEN PLANET
邦題「禁断の惑星」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.60
国内映画レビューサイト偏差値:3.53
海外映画レビューサイト偏差値:3.73
だい評点:★★
USA
1956年3月23日公開
監督:フレッド・マクロード・ウィルコックス
出演:ウォルター・ピジョン、レスリー・ニールセン etc
製作・配給:MGM
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
23世紀の太陽系惑星進出後、人類はハイパードライブ技術を開発し、他の星系への進出を積極的に行っていた。アダムス船長率いる宇宙連邦船C-57-Dは、特別任務のためアルテア星へと向かっていたが、すでに地球出発から1年もの年月を経過していた…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
内容は、すごい!
イドにある闘争心が増幅されて思念体の怪物を生み出すとか、
 
後世のSFアニメとかSFゲームとかにガンガン受け継がれてるやつ!!
 
当時はわかりにくいという声が相当上がったらしいけど、
そりゃそうだ。
現代でさえついて来れない人一定数いるやつやぞ。
 
その意味で設定はいいんだ、設定は…。
 
 
無駄なシーン多過ぎィィィィィィィ!!!!!!!!
 
 
博士の娘、そんなに必要あった!?
純粋無垢で出生についても多くを語られてないキャラ。
重要だと思うやないかぁぁぁぁぁ!!!!
 
正直、実際は博士じゃなく娘の思念体が正体だと思ってたわ。
 
でも、艦長と一緒にただ死にゆく父を見つめるだけ。
お前!
最初のキスシーンも含め!!
作品上!
何の存在価値があるんや!!!
 
その星には謎の文明がありました。
思念を実体化する力を開発したがゆえに滅びました。
その力を発見した地球人の博士がいました。
その技術を利用してしまったため、同じ災厄が訪れました。
 
筋書きはこれや!
この作品のエッセンスは全部これや!
ラブストーリーなんて!
必要か!?必要だと思ってんのか!?
 
もうね、
いい設定書けたならさ、
 
う~ん、このストーリーだと女のコが出てこないなぁ。
うん!本筋に関係ないけど可愛い女のコ出して、
本筋に関係ないけどイケメンと恋愛させちゃお★
 
みたいなの!
マジでそろそろよせ!!
 
テーマはな!
必要な分だけギュっと詰まってるからこそ、
全力で胸を打ちに来るんや!!
 
関係ない要素でびっちゃびちゃに薄めたやつ、
そんなもんが人に響くわけなかろうがぁぁぁぁぁ!!!!
 
 
バーボン出させた船員もそう!
あのくだり、本編に必要だったか!?
 
 
内容としては本格SFで絶対面白いやつなのに、
余計な要素でうっっっすうすに薄めたの、
マジでもったいないんだよなぁ。
 
あんなエピソードいくつも入れるくらいだったら、
その尺使って、設定のわかりにくさをかみ砕くようなエピソード入れたほうが、
よっぽど受け容れられたと思うんだよなぁ。



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