光を。
September
06
2000
16:46
人間の瞳は、暗闇の中で大きくなるんだってさ。
もしかしたら人生そのものもそうなのかもね。
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人間の瞳は、暗闇の中で大きくなるんだってさ。
もしかしたら人生そのものもそうなのかもね。
まるで痩せこけた猫のように。
明日という日があるのなら、明後日という日もあるのだろう。
それが明日の先にあるものか、明日の横にあるものなのかはわからないけど。
危ういバランスを保てなくなって
アトラスが倒れたとき
全ての愛情や嫌悪感や自尊心は
空中へと舞い散ってしまうだろうか
何も持たざる者は何も失わない。
でも、失うものがあることは幸せなのかもしれない。
たとえ、失うかもしれないという恐怖に襲われるとしても。
誰が最初に気付いたのか。
綺麗なものほど脆いもの。
男はみんな非現実的なロマンチストなわけで。帰らざる恋をいつまでも大事に抱えてるのってたいがい男のほうなんだよね。
忘れたいことってのは、忘れたいと思ってるうちは忘れられないもので。新しいものを見つけて初めて、自然に忘れられるのだろうと思うし。
「忘却」という行為がもし「自分を守るため」に人間に備わってる能力なのだとしたら、「忘れたいこと」を忘れられないというのは、きっと自分にとって何かの糧になっているのか、また、いつかなるのでしょう。
たとえそのことに自分では気付かないとしても。
「後悔」という言葉はいつも、自己嫌悪を引き起こすだけ。
後ろ向きだけど。
幸せか不幸せかなんて、きっとずっとわからないこと。
幸せなことが不幸せなのかもしれないし、
不幸せなことが幸せなのかもしれない。
夕方、眠った。 夢を見た。
暗くて長い夢。
明けない夜はない。
暮れない朝もない。