風流。
June
17
2006
22:59
ついさっき。
疲れて仕事を終えて帰る途中。
いつも走る住宅街の中の小さな路地。
家の前で花火をやっている小さな女の子二人。
あぁ、もうそんな季節なんだなぁ。
自分の中の時間より早く、季節は移ろっている。
そういえば、花火をしなくなってどれくらい経つだろう。
子供の頃は、
「今夜、花火やろうぜ!」
なんて友達と話して、近所の商店に花火買いに行って。
そうだ、花火をやろう!なんて思わなくなったのはいつから?
何かに追われてばかりで、
そんな心の余裕も無くなっていたことに気付く。
何年か前までは、
誰かの隣で、夏という時間を楽しむこともできたのだけれど。
その時間の中だけに留まっていられることができたのだけれど。
花火しよっか。
なんて、
隣の誰かに優しい気持ちで言える日が再び来ることを。
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