film0136: 銀河鉄道999 (1979)
銀河鉄道999
映画レビューサイト総合偏差値:3.74
国内映画レビューサイト偏差値:3.81
海外映画レビューサイト偏差値:3.62
だい評点:★★★★
日本
1979年8月4日公開
監督:りんたろう
出演:野沢雅子、池田昌子 etc
製作:東映
配給:東映洋画
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
地球の廃墟と化した下町で暮らす星野鉄郎は、駅で機械人間が購入した宇宙を走行する超特急”999″のチケットを孤児仲間の協力で盗み出した。機械警察に追われ捕まってしまう鉄郎だったが、そこで母親とうり二つの女性と出会う。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
実は999は原作未読で、TVアニメも数話チラ見したことがあるくらいなので、
きちんとストーリー追うのは初めてという事実。
もちろん、
星野鉄郎が肉体を機械化して永遠の命を手に入れるためにアンドロメダに向かう。
という大まかな筋書きは知ってるけど、
それ以上の詳細知らないのよね。
という中で、
総集編的な劇場版だから仕方ないんだけど、
ストーリーの駆け足感やべぇぇぇぇぇ!!!!
星ほとんど寄ってないじゃん。。。
序盤、とにかくひたすら子供でしかない鉄郎やばい。
学習能力の奇跡的な無さが危うすぎてイライラする。
機械伯爵の名を出すとみんな怯えるのをあれだけ見てて、
それでも伯爵のお膝元のパブで堂々と訊くとか、
頭 沸 い て ん の か ?
俺、慎重さの無いキャラが生理的にダメなんだろうな。
トチローの死からようやく大人になった感出て共感できるようになったけど。
それまでは悶絶してたわ。
そして最初から最後までひたすらにうさんくさいメーテル!
知ってること何も言う気がないやつ!
鉄郎もキレていいレベルやぞ…
主人公がそんな2人だからいまいち感情移入できないのに比べ、
脇役たちの魅力が満載すぎ!!!
キャプテンハーロック、エメラルダス、トチロー、アンタレスの侠気。
クレア、ミューズの純粋な憂い。
もうこいつら主人公にして作品作ってよ!!
(ハーロックとエメラルダスはあるけど)
ドカベンとかキン肉マンに通ずる、脇役のキャラ立ちすぎ問題だな。
冒険譚だから、
ハラハラドキドキのスリルはもちろんあるわけだけど、
それ以上に、泣ける話がやばい!
特にトチロー母子の物語!泣ける!!!
「男の子だから仕方ないんだよ」
って、
仕方なくないよ!!!
「家を出る時に別れは済ませてきた」
って、
そんなこと言うなよ!会いに行けよ!!
お互いのことを最期まで想いながらも、
今生の別れをとっくに覚悟してる母子の悲しさ。
つらい!!!!!!!!!!
このくだりが良すぎたし、
それを駆け足で見るのも勿体ないからTVアニメ版をちゃんと観たい気持ちになってるんだけど、
劇場版の公開当時って、レンタルビデオとかも無い時代だし、
劇場版観て本編観たくなった人ってどう解消してたんだろ?
今は自由に観れる時代なのって、すごいよな。