March
30
2020
11:26
LAURA
邦題「ローラ殺人事件」
映画レビューサイト総合偏差値:3.69
国内映画レビューサイト偏差値:3.55
海外映画レビューサイト偏差値:3.96
だい評点:★★★★
USA
1944年10月11日公開
監督:オットー・プレミンジャー
出演:ジーン・ティアニー、ダナ・アンドリュース etc
製作・配給:20thセンチュリーFOX
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
刑事マクファーソンは、豪華な邸宅で陳列された高価な骨董品を眺めていた。著名な女性コピーライターであるローラ・ハントが惨殺された殺人事件について、ローラと生前に親交の深かったエッセイストのライデッカーに聞き込みに来たのだった。私室に通されるとそこにはライデッカーが入浴しながら原稿を執筆しており…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
ずっと観たかったけどなかなか入手できなかったローラ殺人事件、
ようやく観れたぞ!!!!!!!!
古い映画にも関わらず、
サスペンス映画ベスト○○みたいなやつによくちょこっと紹介されてるから、
サスペンス好きとしては観ておかなあかんやろ!
と思って軽い気持ちで観たんだけど。
観て良かった!!!!!!
っていうか。
観てないひと、観て!!!!!!
もともとが古典ミステリフリークで、
さらにゲームもAVGばっかりやってたのもあって、
だいたいのサスペンス映画って、
半分観たくらいで、
誰が犯人か、どこがどういう意図で伏線が張られているか、って、
だいたいわかっちゃうんだよね。
全然わかんねぇぇぇぇぇ!!!!!
容疑者らしい容疑者が3~4人しかいないのに、
二転三転の嵐!!!!!!
そういう意味ではクリスティの「ひらいたトランプ」を彷彿とさせる。
容疑者が少ないのに二転三転するやつって、
プロットに相当な力がないとだから希少だと思うの。
っていうかさ、
気難しい初老のエッセイスト、
女と金にだらしない若い放蕩者。
ローラの男を見る目なさすぎやばい問題!
メンヘラとばっか付き合ってきた俺が言える立場じゃないんだけどな。。
March
26
2020
11:38
THIS ISLAND EARTH
邦題「宇宙水爆戦」
映画レビューサイト総合偏差値:2.89
国内映画レビューサイト偏差値:2.96
海外映画レビューサイト偏差値:2.75
だい評点:★
USA
1955年6月1日公開
監督:ジョセフ・M・ニューマン
出演:レックス・リーズン、ジェフ・モロー etc
製作・配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
電子工学の研究者カル・ミーチャム教授は、出席した原子力の平和利用会議の内容について飛行場で新聞記者たちの囲み取材を受けていた。記者たちの質問を上手くあしらいながら自家用の小型飛行機に乗り込んだ教授だったが、飛行中に突如操縦不能となり…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
宇宙水爆戦っていうから、
地球と他の星の間でものすごい激しい戦闘が繰り広げられるのかと思ってたら。
知らん星が知らん星に一方的に攻撃されてるだけ!!!!!
途中までは面白かったんや、途中までは…。
何者から何の目的で送られてきたかわからない工学部品。
どう考えても罠でしかない研究所への招待。
明らかに頭の形がおかしいエクセターと助手。
過去に会った経験に知らんふりをする美人研究者。
正気を失っている様子の大部分の研究者たち。
ここまで揃ってて面白い話にならんほうがムリやろ!!!!
って思ってたら。
こいつら、無理を可能にしやがった!!!!!!!!!!
中盤で、
「はい、全部あんたを招き入れるためでした」
「ぼくらは宇宙人です」
「4人を除き研究者は全部脳波いじってます」
いちばんワクワクする部分全部一気に明かすのか!!!!!!!!
うん、まぁ、これからメタルーナ星に行って、
宇宙兵器を開発しながら、うまく目を盗んで逃げ出すドキドキ感のやつだな。
と思ってたら。
メタルーナ星、
滞 在 数 分
「行ったけど攻撃されまくってるから、ぼくたち、地球に帰ります!」
何のために行った?
そのシーン必要だった?
それ水爆じゃなくただの隕石では?
ねえ?
ねえ?
メリエスの月世界旅行から進化してない絵面しやがって!
まさに終盤の畳みかけるような
「これまでのプロット無駄だった感」!!
どうしてこうなった?
SF好きには、メタルーナ星で出てくるミュータントがなんかミュータント界の元祖でどーのこーの、っていうのを見ましたが。
別に特段SF好きじゃない俺には正 直 ど う で も い い
むしろお前何のために出てきたんやくらいの印象しかないわ。
地球に帰ったけど、二人がいない間に地球では…
みたいな最後のどんでん返しも期待したけど、
UFOから脱出した後の二人にすら触れることなくあっさり終了。
最後まで何も無しかよ!!!!
March
26
2020
10:44
EAST OF EDEN
邦題「エデンの東」
映画レビューサイト総合偏差値:3.71
国内映画レビューサイト偏差値:3.62
海外映画レビューサイト偏差値:3.90
だい評点:★★★
USA
1955年3月9日公開
監督:エリア・カザン
出演:ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス etc
製作・配給:ワーナーブラザーズ
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1917年、カリフォルニア州モントレーの町で、通りを歩く高級な身なりの中年女性を一人の青年が後を付けていた。銀行から帰宅してもなお、青年は女性の家の前で様子を窺ったりしていたが、ついには家に向かって石を投げて用心棒に捕まってしまう。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
初ジェームズ・ディーン!!
伝説の俳優だから、イケメンかと思ってたら、全然違った!!!!
とりあえずね、
父親Uzeeeeeeee!!!!!!
お前が!
レタスの冷凍輸送の商売やったんと!
息子が大豆の先物やったんと!
何が違うんじゃい!!!!!!
レタスの冷凍輸送は販路拡大で農民のためになる?
先物だってなぁ!!
当時の相場より高く!確実に全量売れたんだから!!
それはそれで農民助かるやろが!!!!
「わたしの商売はきれいな商売。あいつの商売は汚い商売。」
お前野党か!民主党か!室井佑月か!
同じや!論理的には!
違うように見えてるのはお前の目が腐ってるだけや!
坊主憎すぎて袈裟どころか半径5メーターの空気まで憎くなってるだけ!
だけなの!!!
ってかねぇ、
途中まではキャルもガキすぎてウザウザのウザだったけど、
「ぼく、だいずで、おとうさんのそんをとりかえすんだ!」
って決意してからは共感しかなかった。
お前は俺か!
って場面多すぎてちょっとね、身悶える★
で、
その源泉って何かって考えたんですよね。
ワタクシだって清く正しく生きることをモットーとしておりますが、
でも、父親の清く正しくは俺には受け入れられない。
それってね、
「神(聖書の教え)に対して誠実である」ことと、
「周囲の人に誠実に接して迷惑をかけない」ことの違いだと思うんですよね。
神が先に来る人って、周囲の人を見てないんですよ。
なぜなら、みんながその規範という価値観で動くべきと思ってるから。
個々の価値観や感情や衝動なんて気にする必要がそもそも無い。
神の教えにみんなが従っていればそれが社会の安寧だと考えている。
でもね、人が先に来る人ってそうじゃないんですよ。
人それぞれの価値観ってものを大事にすれば、
時に神の教えに沿わないこともある。
その時に、人との調和を優先して考えるから、神が先に来る人とどうしても相容れないんですよね。
そもそもね、
父親だってもはや矛盾があるんですよ。
離婚した元妻のことを正直に息子たちに話していない。
「結婚したことを後悔してるんでしょ?」
って見事に看過されて突っ込まれてましたが、
「神の教えに従順でない奴なぞ愛せるか!」
ってこと自体、
もはや汝の隣人を愛してないんですよ。
一方では清く!正しく!と声高に叫びながら、
他方では元妻を憎み、弟を憎むアダムとアロン。
もともと清く正しく生きようと思ってないキャルやアブラから見たら、
お前ら何なんじゃいーーー!!!!
ってなりますわな。
最後良かったのはね、
アダムがキャルへの接し方を悔いたこと以上に、
「人(ナース)を嫌い」
ってきちんと言えたことなんですよね。
あの瞬間、
アダムがついに「神の教えが最優先」の呪縛から解放されて。
もともとアダムのキャルへの当たりがきつかったのが、
「神の教えを最優先しないキャルは大馬鹿者」
って部分だったんだから、
そこから解放されて初めてキャルと「人」の部分で向き合うことができるようになった。
原作から引き継がれる「timshel」の語句の解釈問題、
「することもできるし、しないこともできる(人間は自分で選択できる)」という部分、宗教系の人からはそうとうねちっこく批判されてるみたいですけども、
別にそれって神との決別でも何でもなくて、
神の教えに自分の行動全てを任せてはいけない。
汝の隣人を最優先にしてそれぞれが判断して進みなさい。
ってことに過ぎないと思うんですよねぇ。
カインとアベルの説話の元凶はね、
アダムの依怙贔屓にあるわけでしょ。
その結果としてカインを追放したアダムと、
その結果として自分の行動を悔いてキャルに寄り添ったアダム。
どっちが誠実か。
そういう話。
March
23
2020
16:50
人生楽しそうだよね、
って言われることもたまにあるけどさ。
頑張ってMAXまで楽しんでるんだもん当たり前じゃん!!
って。
母子ともに助かる確率は10%以下。
って言われるほどの難産ながらも、
周囲の反対を押し切って産んでくれた母。
30前くらいの時に、急性白血病で亡くなった高校の友人。
ご両親によれば、
「大好きな坂本龍一のコンサート、楽しみにしてたのにあと1週間持たなかった」
ってさ。
俺が、
人生なんてつまらねぇなぁ。
なんて言ってたら、
「命かけてまで産まなきゃよかった!」
「私が代わりに生きたかった!」
って言われちゃう。
誰かの命で俺は生きてる。
やりたいことをやる健康も環境も時間もある。
楽しみたくても楽しめなかったやつがいんだよ!!!
って思ったら、
1秒1秒ムダにできないじゃん。
とみはたぶん、残り限られた時間を少しでもムダにしないように生きてた。
俺らだっていつかその時がきて、
その時になって、
「時間が足りない」なんてさ、
もちろんどうやっても思うだろうけど、
今のうちに少しでもやっとかなきゃ。
今ここにいる感謝と、
やろうと思えばやりたいことができる感謝。
感謝するなら、
全力でやるしかないじゃん。
ないじゃん。
なりふり構わず楽しんでないなんてさ、
身近にある感謝、
見逃してんじゃないの?
見ようとしてないんじゃないの?
March
23
2020
15:37
4月1日から役職が上がることになり、
それに伴い担当地域が変わりますすす。
十勝と釧路はそのまま担当しますが、
根室の担当を外れることになったので、
出張で釧路方面に行く回数が少しだけ減ります!
釧路的に再びレアキャラに戻りますが、
引き続き御贔屓のほどよろしくお願いします!
っていうか、
急な話すぎてびびった。
この前、総務の中嶋さんから、
「名刺1枚ちょーだい」
って言われたから、
4月に重めの出張あるからそのために名刺印刷しといてくれるのかと思ってたら、
斜め上だったわ。
March
22
2020
11:26
VERA CRUZ
邦題「ヴェラクルス」
映画レビューサイト総合偏差値:3.44
国内映画レビューサイト偏差値:3.44
海外映画レビューサイト偏差値:3.44
だい評点:★★
USA
1954年12月25日公開
監督:ロバート・アルドリッチ
出演:ゲイリー・クーパー、バート・ランカスター etc
製作:ヘクト・ランカスター・プロダクション
配給:ユナイテッド・アーティスツ
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
元南軍将校のベン・トレインは、傭兵となって金を稼ぐためにフランス干渉戦争で内乱状態にあったメヒコに流れ込んだ。その途上で馬の脚が折れてしまい、仕方なく歩いて旅を続けていたが、そこに2頭の馬を連れた男を見つけ、1頭を売ってほしいと交渉するが…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
まあ、何て言うか、
ベンとジョーの賞金稼ぎ同士の複雑な友情というか共感というか、
そういうのを描いた作品だけども。
ゲイリー・クーパーがキャラ合ってない!!!!!
クーパーに勢いがなさすぎて、
ベンのどこにジョーが共感を感じたのかさっぱりわからん!!!!
それでいて急に女には興味示すし、
なんかクーパーがベンというキャラを全然活かせてない感じしかしない。
逆にバート・ランカスターがハマりすぎぃぃぃぃ!!!!!
あのニヤニヤ感とか、
無法者のふてぶてしさの表現上手すぎやん。
地上より永遠にの時のキャラより全然良かった。
ヒール向きかな?
内容はわりとどうでもいい。
たいそうなテーマがあるわけでもないから、
ザ・娯楽作って感じ。
このプロットなら、登場人物一人一人の心の動きとかもっと深掘りできたと思うけどなー。
フランス干渉戦争を舞台にしたウェスタンって珍しい気がするから、
その新鮮さはめっちゃあった。
それにしても、
最近よく観るけどアーネスト・ボーグナインって小悪党みたいな雰囲気醸し出してていい役者よね。
March
22
2020
02:20
こんにちは。
草食系の王者です。
女のコを口説くなんて!
そんなの!
ワタシ!!
オカピよりもボンゴよりも上位の草食。
ちなみにですね。
もともとワタクシが影響を受けた文体というのは御存知の通り。
銀色夏生。
かなざわいっせい。
この両巨頭なわけです。
今の自分の文章を考えて、
銀色夏生テイストなんてあるか!?
と思ったけど、
たぶん改行が銀色テイスト。
Go Go Heavenの勇気は今でも心のバイブルだぞ★
そして最近。
両巨頭に次ぐ第3の巨人現る。
兵庫の結婚相談所「結婚物語」の公式ブログを書いてる、
仲人Tさん!!!!
公式ブログなのに、
・暴言を吐く
・オタや腐女子にしか伝わらないネタを延々と書く
俺のソリッドVer.じゃん!!!!
ってか今知ったけど、
ATOKって腐女子ってちゃんと一発変換できんのな。。。
草食なワタシですが、婚活はちゃんとやります。
March
21
2020
23:50
20000 LEAGUES UNDER THE SEA
邦題「海底2万マイル」
映画レビューサイト総合偏差値:3.35
国内映画レビューサイト偏差値:3.27
海外映画レビューサイト偏差値:3.50
だい評点:★★★
USA
1954年12月23日公開
監督:リチャード・フライシャー
出演:カーク・ダグラス、ジェームズ・メイソン etc
製作:ウォルト・ディズニー
配給:ブエナ・ビスタ
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1868年、航海中の船が謎の爆発を起こして沈没する事件が相次いでいた。未知の怪物に襲われたという噂が流れ、船乗りたちが乗船を拒んだためどの船も出航できない状況が続いており、港では通常の倍の給金での募集がかかるが、それでもなお船乗りたちの抵抗は強く…。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
うん。
音楽うるせぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
ディズニーっぽいというか、
現代映画っぽい!
わちゃわちゃした場面ではわちゃわちゃした音楽、
ロマンティックな場面ではロマンティックな音楽が必ずかかる。
うん。
今時の演出。
うるせぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
あんまりBGMの多くない映画ばっかり最近観てたせいで、
そこで音楽かかるんかい!!!!
って気になってしょーがなかった。
やっぱり静かな映画がすき。
内容は全体的に悪くない。
レビューではわりと酷評も散見されるけど、
俺は原作も読んでないし、
特撮も現代のCGなんかよりずっと色味も動きもリアルだし、
正直、最初から最後まで普通に楽しんで観れた。
ただ1つだけ不満はね。
ネッドうぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
立場をね!
わきまえないやつは!!
社会のゴミです!!!!!!
キャプテン・ネモが死んだのは!
お前のせいだぞわかっとんのかネッド!!!
イカから助けたやん、って?
お前は!!
沈没と!
人食族と!!
2回助けられとるんじゃ!!!!!!
お前の軽率なメッセージ・イン・ア・ボトルのせいで!
恩人殺しとるんじゃ!!
さらにな、
それで集まった何隻もの軍艦の乗員全部殺しとるんじゃ!!!!
ワタシは、
後先の考えなしに行動して迷惑かける人が大嫌いです。
内容は★4つなんだけど、
ネッドがウザすぎて★1つ減点。
ピーター・ローレが「M」「マルタの鷹」「毒薬と老嬢」に続き4作目だけど、この人どれに出てどんな役やっても演技クソ上手いよな。
見た目的にはちょっと苦手なんだけど、
役者としては世界最高クラスだと思うわ。
困った表情の作り方は他の追随を許さないレベル。
ちなみにキャプテン・ネモ、
「邪魔者は殺せ」の主人公の人なのな。
風貌変わりすぎ!!!!
むしろワウリンカじゃん!!!!
完全に同一人物。
March
21
2020
23:11
THE CAINE MUTINY
邦題「ケイン号の叛乱」
映画レビューサイト総合偏差値:3.55
国内映画レビューサイト偏差値:3.44
海外映画レビューサイト偏差値:3.79
だい評点:★★★
USA
1954年6月24日公開
監督:エドワード・ドミトリク
出演:ハンフリー・ボガート、ロバート・フランシス etc
製作・配給:コロンビア・ピクチャーズ
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1943年、プリンストン大学を卒業して海軍に任官したキース少尉は、出発前の最後の日々を両親や恋人のクラブ歌手メイと過ごしていた。過保護の母とメイへの想いの板挟みになりながら彼が乗り込むのは、真珠湾に向かう旧式の掃海艇ケイン号だった。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
戦争ドラマだと思って観てたら法廷ドラマだったという衝撃!
この時代に多い、
「清く正しくできた人、えらい!できなかった人、反省ね!」
っていう、
勧善懲悪だけどハッピーエンドと並行して後悔や反省も迫る、
モラル的なテーマのしっかりした社会派な内容。
法廷シーンの一発逆転はカタルシスはあるんだけど、
前半部分でもっと伏線が欲しかったかなという感じ。
伏線が少ないから淡々と逆転した印象になっちゃったかな。
特に、キーファーが普段からもっとクイーグ艦長に恨みを募らせるシーンが多かったら、キーファーがマリクを計画的に焚き付けた感が出て良かったなーとか。
この頃の映画って、伏線の効果的回収には無頓着よね。
というかそもそも、
キース少尉の恋愛ドラマ、ストーリーに全然関係ないじゃん!!!!
あれ、入れる意味あったのか?
ボギーは『アフリカの女王』以来の視聴だけど、
しかめっ面が似合う人だから、わりとハマり役では?
March
20
2020
20:29
たそがれ酒場
映画レビューサイト総合偏差値:3.79
国内映画レビューサイト偏差値:3.79
海外映画レビューサイト偏差値:3.84
だい評点:★★★日本
1955年6月19日公開
監督:内田吐夢
出演:小杉勇、宮原卓也 etc
製作・配給:新東宝
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
開店前の酒場の中二階。酒場の専属歌手・丸山健一は、同じく店に住み込む師匠のピアニスト江藤釿也の伴奏に合わせてシューベルトの菩提樹を練習していた。やがて女給たちや店の常連客・梅田も店にやってきて、慌ただしく開店準備を始める。
【だいレビュー(ネタバレ有)】
酒場の開店から閉店までの一日の出来事を追った所謂グランドホテル形式の映画だけど、
ホテルと違って、短時間滞在でより多くの雑多な客が来る酒場というシチュエーションは、他の客とのからみが少ないかわりにカオス感がめっちゃ出てていいなと思った。
この時代の日本の役者って、
台詞が棒読みな人しかいなくてどうしても違和感あったんだけど、
小杉勇、上手っっっ!!!!!!!
ようやく台詞回しの上手い役者を発見。
正直、ストーリー的にはどうでもいい(笑
人が多すぎて、
1つ1つのエピソード、1人1人のドラマが薄いから、
核になる健一やユキのエピソードも、
深掘りされてないぶん、
そうなんだー。で終わる感じ。
でもね、
逆にそれが、
「どんなことがあっても変わらず過ぎていく1日」
っていう、
1人1人のことなんてちっぽけな存在にすぎない、
そんな都会の無情さが漂ってて、好き。
ユキのことも、
健一のことも、
エミーのことも、
ウェットになんてしてらんない。
明日は明日の客がまた来る。
いちいち振り返ってなんかいられないから、
不思議に爽やかな感覚で見終われる、
前向きな淡泊さのある作品。
ドラマティックなだけが映画じゃねぇぜ。
って。
勉強になるなぁ。
ストリッパーのエミー・ローザ、
存在感というか、いい雰囲気のある女優さんだなぁ、と思ってたら、
七人の侍の志乃なのな!
女は化けるなぁ。