film0229: THE WRONG MAN (1956)

May 21 2020 11:16

THE WRONG MAN
邦題「間違えられた男」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.42
国内映画レビューサイト偏差値:3.31
海外映画レビューサイト偏差値:3.63
だい評点:★USA
1956年12月22日公開
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ヘンリー・フォンダ、ヴェラ・マイルズ etc
製作・配給:ワーナー・ブラザーズ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
1953年1月14日、ナイトクラブでベース奏者をしているクリストファーは、仕事を終え早朝に地下鉄で帰宅の途に着いていた。新聞で競馬の予想をしながら馴染みのダイナーで朝食を摂り、家族を起こさないように静かに家に入るが、妻のローズは歯痛で眠れずに一夜を明かしていた。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
うーん、
今まで見たヒッチ作品の中でいちばん良くなかったかもだわ。
 
強盗犯が堂々と再訪して、大人しく待ってるわけねぇだろ!
ということも考えずに、
面通しだけで犯人だと決めつける警察。
夫は大変な目に遭ってるのに、自暴自棄から頭おかしくなっちゃう妻。
そしてそもそも、
まずは似てる人を探せ!とか、
金の流れを調べてみろ!とか、
そういう警察の隙すら弁明できないマニー。
 
もうね、見ててイライラしかしない!!
 
かといって、
いろいろ頑張ってやった結果、なんとか裁判で勝ったぞ!
とかじゃなくて、
裏で真犯人が別件で捕まりました。
だけだから、カタルシスもない!!
 
いやもちろん、実話がベースとのことだから仕方ないのかもなんだけど、
でも映画化するからにはもちっと何とかだな…
 
だってさ、
主人公なのに、
ぼく、黙ってたら犯人扱いされちゃいました!
ぼく、黙ってたら犯人が捕まりました!
 
よくそんなのが成り立つと思ったな!
 
 
警察はね、しょーもないっすよ。
俺も交通事故で、こっちが止まってるとこに相手がすごいスピードで横からぶつかってきたのに、
こっちが悪いことにされたことあるわ。
 
「この状況はねー、こういうことなんだよねー」
ってさ、
実際事実と違うんだから、お前の経験則が間違ってんだわ!
 
警察は、なるべく早く処理するために、
経験則で物を言う癖があるのを僕はこれまでの人生で知っています。
よくよく知っています。
 
「そっくりさんが犯行なんて、そんなこと今まで無かったし、今回もあるわけないやね」
レアケは!あるんじゃ!!
警察官全員!いっぺんこの映画観とけ!
そんでレポート書かせとけ!


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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