film0201: THE NIGHT OF THE HUNTER (1955)

April 24 2020 16:11

THE NIGHT OF THE HUNTER
邦題「狩人の夜」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.82
国内映画レビューサイト偏差値:3.74
海外映画レビューサイト偏差値:3.96
だい評点:★★
USA
1955年7月26日公開
監督:チャールズ・ロートン
出演:ロバート・ミッチャム、ビリー・チャピン etc
製作:ポール・グレゴリー・プロダクション
配給:ユナイテッド・アーティスツ
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
自分を伝道師だと思い込んだまま、未亡人を殺しながら盗んだ車で旅を続けるハリー。ある夜、ダンスショーを観劇中に、盗難車を見つけられて逮捕され、禁錮30日の判決が下る。同じ頃、ジョンとパールの兄妹が庭で遊んでいるところに父が警察に追われながら帰宅し、銀行強盗で得た1万ドルを隠し始める…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
戦慄のサイコ。
ロバート・ミッチャム演じるハリーがサイコすぎる映画、
って見られがちだけど、
これ、映像の撮り方とか脚本とかも含め、
どう見ても監督のチャールズ・ロートンがサイコみあるよなぁ。
 
サイコみのない人が頭で作れるサイコ感じゃないんだよなぁ。
 
と考えてみると余計に怖いわ。。
 
 
でもね、何なんだろう。
ストーリー自体は悪くないんだけど、
パールとかルビーとか、頭悪すぎじゃね?
 
パールくらいの年の女のコってさ、
もうちょっと利口じゃない?
俺も昔音楽教室で働いてた時に、これくらい年頃の子たちたくさん見てきたし、
身近でも姪とか、マサーコの娘のりょーこちゃんとか、
みんなむしろ小狡くて警戒心強いよ?
 
パールみたいな、
「腕へし折るぞ」まで言われても疑わないとか、
こんな白痴みたいな子供じゃないんだけどなぁ。
 
「禁じられた遊び」とか「バニー・レーク」とかもそうだし、
この時代の映画の子供の描き方って、
頭悪すぎてやばいレベルだと思うんだけど、
当時はこんな感じだったん??
 
これがあるから、子供が出てくる映画って苦手なんだよなぁ。
 
でも当時の映画でも、
「疑惑の影」の妹とか、「わが谷は緑なりき」の主人公とか、
きちんとした子もいるから、
やっぱ監督の描き方の問題ではあるんだろうな。
 
 
だからこの作品も、
観てる間ずっと、怖いとかいう以上に、
パール頭悪くてイライラしかねぇぇぇぇぇ!!!!!
っていうのがモヤモヤする。
 
母親も近所も頭おかしいし、
船小屋の親父も頭悪すぎやろ!
「通報したら疑われる…」って、
いつも湖にいるのに、通報しないで後で見つかるほうがよっぽど容疑深まるだろ!!
 
 
ジョン以外にマトモな頭持ってる人がいないから、
ずっとただイライラし続けた中、
スプーンおばさんが出てきたのが観てるほうにとっても救い。
 
ってかジョンも、
ハリーが母殺しの容疑で逮捕された時に、
お金あげるから~、って、
お前、あの状況で母殺されてないと思ってたんか!?
だったらどこ行ってると思ってたんや!?
 
 
そんなわけで、
終盤までひたすらイライラしっぱなしの映画。
映画に求めてるのってイライラじゃないんだよなぁ。
 
 
母親役のひと、どこかで見たような、
と思って調べたら、「陽のあたる場所」の人か!
あのちょうどいいブス感、
田舎の純朴な娘役がハマりすぎててすごい。


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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