film0200: LES DIABOLIQUES (1955)

April 24 2020 10:40

LES DIABOLIQUES
邦題「悪魔のような女」
 
映画レビューサイト総合偏差値:3.88
国内映画レビューサイト偏差値:3.83
海外映画レビューサイト偏差値:3.96
だい評点:★★
フランス
1955年1月29日公開
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
出演:シモーヌ・シニョレ、ヴェラ・クルーゾー etc
製作:フィルムソノール
配給:シネディス
◎ルイ・デリュック賞
◎エドガー・アラン・ポー外国作品賞
 
【本編の内容が限りなく少ないあらすじ】
パリ近郊の私立寄宿学校デュラサール学園。Cクラスを受け持つ校長の愛人ニコルは翌日からの3連休を持ち家のある近くの町に帰る予定を立てていた。彼女は今朝校長に暴力を振るわれ怪我をしたのだが、Dクラスを受け持つ校長の妻クリスティーナとそのことで口論を始め…。
 
 
【だいレビュー(ネタバレ有)】
サスペンス映画のベスト本とかみたいなやつでよく名前の挙げられる作品なので、
めっちゃ期待して観たんですよぉ。
めっっちゃっちゃRomancin’気分ちゃちゃ。
ところがね…
 
クリスティーナ!
UZAI! UZAI! UZAI!
 
やると決めたなら最後までやれ!
中途半端なトコでヘタレたら事態悪化させるのわかるだろ!
あと、死体発見されないのなんて放っとけ!
っていうか本気で発見させたいならまず警察に通報せえ!
 
結果的にね、
クリスティーナの頭が悪すぎて、
イライラしっぱなし。
 
ストーリー的にはさ、
クリスティーナに感情移入しないと話面白くならないのに、
バカすぎて感情移入できないから、
終盤のストーリー展開も、
ああ、そうよね…
って感想しか抱けなかったわ。
 
 
っていうか、クリスティーナがこの体たらくだと、
死体発見されずに心臓の違和感出始めたトコで、
ああ、そういう筋書きか…
ってなっちゃうよね。
これでクリスティーナが心臓弱いけど切れ者、
とかって設定だったらもっと違う結末想像してたかもだけど、
あの様子じゃこれにしかならん。
 
 
そして何よりもニコール。
彼女の悪女っぷりに戦慄する映画っていう位置付けだと思うんだけど、
その後のファム・ファタールものとかで、
もっとヤバいレベルの悪女たくさんいるから、むしろ優しいレベル。
 
でもね、
最初のシーンからずっと、
“ミスター女子プロレス”神取忍にしか見えんのですよ!
 
そのせいで、死体を運ぶシーンも、
お前なら軽々行けるやろ…
とかつい思っちゃう!
 
もしミニョレ女史が当時美人扱いされてたんだとしたら(知らんけど)、
神取は生まれてくる時代も場所も間違ったわ…


Categories: 38歳から始めるシネフィルへの道。

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